あなたのバドミントン、まだ伸びる!
常識を疑い、思考を深めることで、新たな可能性を発見しよう。
この教室で、あなたの眠れる才能を開花させましょう!
本日の講義内容:目次
- オープニング:今日もトオル節、炸裂!?
- 「気をつける」の落とし穴:意識高い系で終わらせない具体策とは?
- 勝者の常識?「浮かせて返す」衝撃のメリットを大解剖!
- 浮かせることの隠れたメリットとは?
- 沈める=攻撃的?それ、自己満足かも
- 床と友達になれ!爆速移動を生む「リフレクショントレーニング」の秘密
- 魔法の手順:リフレクショントレーニング
- 警告:アキレス腱、切れても知らないよ?
- 飛ばないのは才能のせいじゃない!「下がり打ち」でアンダーハンドが変わる
- 教わるな、考えろ!バドミントン脳を鍛える思考法
- 「年を取ると変われない」は本当か?深掘り討論会!
- 論理の筋道:「風が吹けば桶屋が儲かる」の真意
- AI時代を生き抜け!AIの意識より自分の意識を問え
- まとめ:思考停止が一番コワい!
オープニング:今日もトオル節、炸裂!?
アキコ:
やっほー!アキコです!🏸今夜もトオル先生のオンライン教室、始まるよー!トオル君、今日は遅刻しなかったわね!えらいえらい!
トオル:
アキコさん、どうも。俺は遅刻できないんですよ、立場上。さて、今日も早速始めますが、まずは前回の振り返りからですね。5月13日…「早く早く病」とか「骨格でシャトルを制圧する」話、「何度でも立ち上がろう」…自己肯定感を逆手に取る話もしましたね。
アキコ:
そうそう!前回も濃かったわよねー。特に「先に動くな」って話、耳が痛い人も多かったんじゃないかしら?(笑)
トオル:
(クスリ)…でしょうね。では、本題に入りましょうか。アキコさん、画面共有、大丈夫ですか?前回、慌てすぎてましたから。
アキコ:
うっ…!今日のトオル君、いつもより厳しくない!?大丈夫よ、バッチリ!…って言いたいけど、実は今、上半身裸なのよ!着替えながら参加するわ!
トオル:
…相変わらずですね。では、始めます。
「気をつける」の落とし穴:意識高い系で終わらせない具体策とは?
トオル:
まず、「気をつけよう」って言葉、よく使いますよね。でも、具体的に何を気をつけるのか決まってないと、脳がパニックになるんです。美味しいものを作ろうって言われても、レシピも材料も決まってなかったら困りますよね?それと同じです。
脳「何を気をつければいいの??」
アキコ:
確かに!「次こそ気をつけるぞ!」って思っても、結局同じミスしちゃったりするのよね。それって、具体的にどうすればいいか分かってないからなんだ。
トオル:
その通りです。だから、「具体的な計画を立てる」ことが重要。意識高い系で終わらないために、行動に落とし込む知恵と努力を惜しまないようにしましょう。ただ念じるだけじゃ、シャトルは言うこと聞いてくれませんよ。
ポイント:具体策の重要性
- 「気をつける」だけでは脳が混乱する。
- 具体的な行動計画が不可欠。
- 念じるだけでなく、知恵と努力で行動に落とし込む。
勝者の常識?「浮かせて返す」衝撃のメリットを大解剖!
アキコ:
次は「浮かせて返そう」ね!これ、私、目からウロコだったわ!だって、バドミントン始めた頃って「とにかく沈めろ!」って教わらなかった?
トオル:
ええ、世間一般では「沈めて返すのが良い」という思い込みが強いですね。でも、衝撃の事実があるんです。広報担当のロブマスターがまとめてくれましたが、「マジで勝ってるヤツほど球が浮いている」。あなたの常識、実は非常識かもしれませんよ。
常識を疑ってみよう!勝者は意外と球を浮かしている?
アキコ:
桃田選手も、結構浮かしてる場面、この教室でよく見るものね。でも、なんで勝ってる人ほど浮かせるのかしら?余裕があるから?
トオル:
それも一因かもしれませんが、「浮いているからミスが減り、結果として勝ちやすい」とも言えるんです。卵が先か鶏が先か、みたいな話ですけどね。重要なのは、シャトルを浮かせるか沈めるかは、自分でコントロールできることだという点です。運の要素が大きいバドミントンで、コントロールできることに集中すべきだと思いませんか?なぜか頑なに沈めたがる人が多いですが。
浮かせることの隠れたメリットとは?
アキコ:
コントロールできること…確かにそうね。で、浮かせるメリットって具体的には何なの?ミスが減るのは分かるけど。
トオル:
まず、ミスが激減します。そして、相手のミスを誘う効果もありますね。甘い球が急に来ると、相手が力んで逆にミスをする。よく見る光景でしょう?さらに、体勢を立て直す時間が稼げますし、戦略の幅も広がります。ずっと沈めてくる相手に、ふと浮かせた球を混ぜることでリズムを崩すこともできます。
浮かせるメリットまとめ
沈める=攻撃的?それ、自己満足かも
アキコ:
なるほどねー!ヘアピンはネットすれすれじゃなきゃダメ!みたいなこだわり、私もちょっとあったかも(汗)。
トオル:
そういう「こだわり」、自己満足じゃないですか?攻撃的なショットはもちろん大事ですが、それ一辺倒で自滅を繰り返しているなら、一度立ち止まって考えてみてほしいですね。「浮かせることは逃げだ」なんて思っていませんか?立派な戦略であり、技術なんですよ。相手がガンガン攻めてくるタイプなら、あえて浮かせた球でミスを誘うのは非常に有効です。
「こだわり」がミスに繋がっていませんか?
アキコ:
うーん、深いわ…。まとめると、浮かせて返すことで「ミスが減り、ラリーが続き、相手のミスを誘い、結果として勝率が上がる」ってことね!
トオル:
そういうことです。戦術ですね、これは。
床と友達になれ!爆速移動を生む「リフレクショントレーニング」の秘密
アキコ:
次は新しい話ね!「リフレクショントレーニング」!何それ、カッコイイ名前!
トオル:
これは以前、「骨フットワーク」と呼んでいたものです。もう7、8年前から言っているコンセプトですね。目的はただ一つ、「床と友達になること」。床からの反発力を最大限に利用して、効率よく動くためのトレーニングです。
床からの反発力を味方につける!
アキコ:
床と友達に…?なんだか詩的ね。具体的にはどういうことなの?
トオル:
床からの反発を効率よく運動エネルギーに変換する、ということです。これによってシャトルへの反応速度が格段に上がり、無駄な力を使わないから疲れにくく、体幹が安定してショットの精度も向上します。
リフレクショントレーニングの効果
- 反応速度アップ
- 疲労軽減
- 体幹安定
- ショット精度向上
魔法の手順:リフレクショントレーニング
トオル:
手順はこうです。
- 移動したい方向と反対の足の母指球を床にそっと触れる。(踏み込まない!)
- 次にかかとをつく。この時、アキレス腱が伸びることで反発が得られます。
- 得られた反発を運動エネルギーに効率よく変換するために、かかとから頭頂部まで一直線に配置する。(体が「くの字」に曲がっているとエネルギーが吸収されてしまう)
- ブレーキは厳禁。前の足を着地した時に、重心が前足よりも後ろにあるとブレーキになってしまいます。大きく踏み出しすぎないことが重要です。
アキコ:
なるほど!だから「最初は小さく足を踏み出す」って言われるのね!ちゃんと理由があったんだ。
警告:アキレス腱、切れても知らないよ?
トオル:
ただし、いいことばかりではありません。アキレス腱を使って反発をもらうので、最悪の場合、アキレス腱が切れるリスクもあります。
注意!アキレス腱断裂のリスク
アキコ:
ひえっ!それは怖い!
トオル:
なので、安全策として、つま先の向きを進行方向に対して90度外側に向けることを推奨します。もっとも、トップ選手の中にはつま先をまっすぐ向けてアキレス腱のバネを最大限に活かしている人もいますが、あれは卓越したボディバランスと予測があってこそ。理解せずに反射的に行うと非常に危険です。計画的に行いましょう。ちなみに、このリフレクションは左右の切り返しにも使えますよ。
安全策
つま先の向きを進行方向に対し90度外側に向けることでリスク軽減。無理は禁物!
飛ばないのは才能のせいじゃない!「下がり打ち」でアンダーハンドが変わる
アキコ:
次は「下がり打ち」ね!アンダーハンドが飛ばないって悩んでる人、多いんじゃないかしら?私もだけど!力任せに打っちゃうのよねぇ。
トオル:
スマッシュ太郎さんがまとめてくれた記事がありますが、アンダーハンドで飛ばしの秘訣は「意外な下がり動作」にあるんです。「全身全霊、打ちたい方向に体をねじ込んで体重移動でドカン!」…これ、実は失速してるんですよ。昔の俺かよ、とツッコミを入れたくなったあなたは正直でよろしい。
力任せの体重移動は逆効果!
アキコ:
えーっ!そうなの!?力を込めた方が飛ぶに決まってるって思ってたわ!
トオル:
物理の神様は見ています。打ちたい方向に体を突っ込んだり、前方へ体重をかけながら打つと、無意識のうちに「回転」が大きくなってしまう。この「体の大きな回転」が、いくら腕力があってもシャトルを加速させない原因なんです。下がり打ちとは、文字通り、シャトルを捉えるインパクトの瞬間に、体をあえて後方にわずかに移動させながらスイングするテクニックです。
アキコ:
後ろに下がりながら打ったら威力が半減しそうだけど…。
トオル:
固定観念は捨てましょう。フィギュアスケートのスピンを思い出してください。腕を広げた状態から体に寄せると回転速度が上がりますよね?あれが「回転半径のマジック」です。下がり打ちで体を後方に引く動作は、まさにこれと同じ。体の軸とラケットの距離、すなわち回転半径がコンパクトになり、スイングが高速になるんです。実はこれ、野球の落合選手や大谷選手がホームランを打つ時の動きとよく似ています。
回転半径を小さくしてスイングスピードUP!
アキコ:
へぇー!スポーツの原理って共通するところがあるのね!結論、「飛ばないのは才能のせいじゃない。下がり打ちを知らないだけ」ってことか!これは練習しなきゃ!
教わるな、考えろ!バドミントン脳を鍛える思考法
トオル:
さて、次は「格言」のコーナーですが、今日は「何を教えてもらうかではなく、何を考えるか」という話をします。最高のバドミントン選手は、最高の思考者でもある、と僕は考えています。
最高の選手は、最高の思考者でもある。
アキコ:
うわ、なんだか哲学的なテーマね。
トオル:
例えば、「フォアハンドが良いですか?バックハンドが良いですか?」と聞かれたとしましょう。多くの人は、先生がどっちと答えてほしいかを探りに行ってしまう。でも、それって意味がないですよね?
アキコ:
あー、あるある!先生の顔色うかがっちゃうのよね。「フォアハンドって答えてほしいのかな?」とか思って。で、外すと「うわ、やっちゃった」ってなる(笑)。
トオル:
でしょう?(笑)大事なのは、先生が考えている「正解」ではなく、あなた自身の「思考プロセス」です。その問いから何を考えるか。例えば、「人間はフォアハンドの方が強いから、なるべくフォアで回るのが良い」と考えるのか、「ラウンドで打った後の体の流れが大きいから、それを防ぐためになるべくバックハンドで処理する」と考えるのか。そういう自分なりの観点を持つことが大切なんです。自分の中の思い込みを発見していくのが、真の学びですよ。
思考のポイント
- 他人の「正解」を探るのではなく、自分の「思考プロセス」を重視する。
- 問いから何を考え、自分なりの観点を持つか。
- 自分の中の思い込みを発見することが真の学び。
「年を取ると変われない」は本当か?深掘り討論会!
アキコ:
なるほどねぇ。そういえば、教室のチャットで「年を取れば取るほど変われなくなるって感じませんか?」っていう問いかけがあって、みんな色々意見出してたわよね。
トオル:
ええ。皆さん、すぐに反応してくれてありがたいのですが…正直、論理的に繋がっていない意見が多かったですね。例えば、「年を取ると自分のやり方に固執するから変われない」という意見。年を取ることと、やり方に固執することが、直接どう繋がるのか。そこのプロセスが説明されていないと、ただの感想です。
年齢と「変われない」ことの間に、どんなプロセスがある?
アキコ:
うっ、耳が痛い…。みんな一生懸命考えてたと思うけど、トオル君の指摘はいつも鋭いわね。
トオル:
例えば、「年を取ると、同じやり方で何度も成功体験を積み重ねてきている。その成功体験が、やり方を変えることを難しくさせ、固執に繋がる」というように、プロセスを説明しないと論理的とは言えません。価値観が凝り固まるから?なぜ凝り固まるんですか?成功したから?じゃあ成功してない人は凝り固まらないんですか?もう少し深掘りが必要です。
僕なりの推測を言うと、これは「プライドをどこに置くか」の問題だと思っています。過去や現在の自分にプライドを持ち、そこに価値を見出そうとする人は変われません。一方で、未来の自分に価値を見出し、プライドを持てば、今の自分なんてどうしようもないレベルだと認識できるから変われるんです。年を取れば取るほど、物理的に未来の時間が短くなる。だから、過去や現在の自分に価値を見出しやすくなり、結果として変われなくなるのではないかと。
変わるための秘訣:未来へのプライド
過去や現在ではなく、未来の自分にプライドを持つこと。今の自分に満足せず、成長し続ける意識が大切。
アキコ:
未来の自分にプライドを…。トオル君はいつもそうやって自分をアップデートしてるのね。1年前と比べても全然違うもの。
トオル:
僕は今の自分に全く満足していませんから。1年後、5年後、10年後の自分はもっと変わっているだろうと思っています。だから、今のやり方を変えることに何の躊躇もありません。
論理の筋道:「風が吹けば桶屋が儲かる」の真意
トオル:
先ほどの「年を取ると変われない」という話もそうですが、皆さんの意見は「風が吹けば桶屋が儲かる」の「風が吹くから桶屋が儲かるんです」と言っているのと同じレベルなんです。
アキコ:
え?どういうこと?
結論だけでなく、中間のプロセスを説明できますか?
トオル:
「風が吹く」と「桶屋が儲かる」の間には、いくつものプロセスが省略されていますよね?「風が吹く→砂埃が立つ→目の悪い人が増える→三味線を弾く人が増える→三味線に使う猫の皮の需要が増える→猫が減る→ネズミが増える→ネズミが桶をかじる→桶屋が儲かる」。この中のプロセスを説明せずに結論だけ言われても、論理的に繋がらないんです。まずはその繋がりを説明できるようになることが最低限必要です。
アキコ:
な、なるほど…!そういうことだったのね!私たちは結論だけポンって言っちゃってたんだわ。
トオル:
思考停止せず、なぜそうなるのか、論理的に筋道を立てて考える癖をつけましょう。それがバドミントンの上達にも繋がりますから。
AI時代を生き抜け!AIの意識より自分の意識を問え
アキコ:
最近、AIの話題もよく出るわよね。トオル君もChatGPT、また課金しちゃったんでしょ?れんさんって名前までつけて(笑)。
トオル:
(苦笑)ええ、まあ…。AIを使いこなす能力は、これからの時代、必須になってきますよ。AIに仕事を奪われるんじゃなくて、AIを道具として使いこなすんです。人間の脳の大部分の能力をAIで補える可能性があるわけですから。
AIは道具。使いこなし、自分の思考を深めよう。
アキコ:
でも、AIが意識を持つかどうかって議論もあるじゃない?ちょっと怖くない?
トオル:
その議論、僕には非常に不毛に思えますね。だって、アキコさんに意識があるかどうかすら、僕には厳密には分からないんですよ?
アキコ:
ちょっ、ひどい!私にだって意識くらいあるわよ!
トオル:
(笑)もちろん、あると信じていますが、証明はできませんよね。AIが意識を持とうが持つまいが、我々には判別できないし、大した問題じゃない。重要なのは、AIの反応から自分が何を得て、どういう思考をするか、自分自身の意識を観察することの方がよっぽど建設的です。AIに使われるのではなく、使いこなす。そのためにも、思考力は磨き続けないといけませんね。
まとめ:思考停止が一番コワい!
アキコ:
はぁ~、今日も頭使ったわー!でも、トオル君の話を聞いてると、普段いかに自分がぼんやり考えてるか、思い込みに縛られてるか、気づかされるわね。
トオル:
「年を取ると頭が固くなる」って言いますけど、それは年齢のせいじゃなくて、考えることを放棄してるからじゃないですかね。今日の皆さんの意見を聞いていても、正直、思考が浅いな、と感じる部分が多々ありました。もっと論理的に、深く考えることを楽しんでほしいですね。
常に考え、学び続けよう!
アキコ:
うぐっ…。でも、そうやってハッキリ言ってくれるから、私たちは成長できるのよ!ありがとう、トオル君!これからもビシバシ鍛えてちょうだい!
トオル:
…お手柔らかに。では、今日の教室はここまでです。ありがとうございました。
アキコ:
みんな、またねー!ありがとうございました!